Glossary 

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当ブログの記事の背景について、ご存知ではない方のために簡略な説明を加えています。少しずつ書き足していずれはちゃんとした用語集的なカタチになるといいんですが……あいうえお順です。

ジェイミー・オリバー Jamie Oliver
ロンドン、ハマースミスにあるミシュラン星つきイタリアンレストラン、River Cafeで働いていたときに注目されて 料理本the Naked Chefを出版し、BBCの料理番組のホストとなって以来、イギリスでもっとも知られているセレブリティシェフのひとり。となりのお兄ちゃん的風貌の若いシェフの登場は新鮮でした。実家がエセックス州のパブ。スーパーマーケットチェーンのセインズベリーの顔となり、(2011年に契約終了)、学校給食からジャンクフードを無くすキャンペーンをやって知名度を上げ、お皿などのブランドを出したり、レストランチェーンJamie’s Italianを世界規模で展開したり、なかなかのビジネスマンでもあります。

ジェーン・グリグソン Jane Grigson
1968年から1990年に亡くなるまで日曜紙オブザーバーで記事を書いていたフードライター。高価なグルメではなくて、クオティティのよい食材を使って家庭でできるシンプルなfine foodを紹介するライターの先駆け的存在。著書はそう多くはないけれど、現在フードーライターとして活躍する世代はバイブル的に1冊はもっているんじゃないでしょうか。娘のソフィーも同業者として本を出版したりテレビ番組を持っていた時期がありました。

TK MAXX
不良在庫を抱える小売や卸売業者が在庫をさばく手段のひとつとして選ぶのがこのディスカウントチェーン。昨シーズンの衣料品が主だけれど、季節や流行に左右されない台所用品コーナーがお買い得。置いてある商品は仕入れによってばらばらで、le Creuset 等常時3割引き程度で売っています。もちろん色やスタイルは揃っていなくて、行ったとき次第で当たりはずれはは大。わたしはここでこれまでにZwillingのFour Star包丁セット Thomas Burberry のコートをを半額でゲットしました。洋服を買うのは時間の無駄の場合が多いけれど、キッチンコーナーはおすすめです。 http://www.tkmaxx.com/

スモークハドック
鱈の一種をスモークしたもので、黄色い色つき色なしがあり。ちょっと塩味きつめ。

ナイジェラ・ローソン Nigella Lawson
写真がなくタイポグラフィがクールな料理本 HOW TO EATを出版した1998年頃はフードライターという肩書きでしたが、HOW TO BE A DOMESTIC GODDESS(家庭の女神になる方法:真っ黒の表紙とタイトルでインパクトがありました)で主婦層のハートを鷲掴みし、いまやゴージャス奥様ライフスタイルブランドの料理研究家。サッチャー政権の大蔵大臣(ナイジェル・ローソン)の娘ですからもともと完璧なお嬢様です。イタリア系の母方のからみでグルメな地中海の香りのするところが余計にイギリス人にアピールするのではないでしょうか。前夫であるジャーナリスト、ジョン・ダイアモンドを癌で亡くした後、アートコレクターである大富豪チャールズ・サーチと再婚したのも話題に。ナイジェラのレシピはこちらの記事で紹介しています。

追記:2013年7月7日チャールズ・サーチが離婚を希望する旨新聞に発表されています。

ナイジェル・スレイター Nigel Slater
リベラル系高級紙ガーディアンの日曜版といえるオブザーバーに長年執筆しているフードライター。レシピやライティングのスタイルにライターとしてのセンスを感じさせ、季節感のある実用的レシピを紹介する料理愛好家的スタンスがぶれないヒトです。日本でもDlifeで料理番組「ナイジェルのシンプルクッキング」を放映。代表的な著書「the Kitchen Diaries — A Year in the Kitchen」は、イギリスの四季を色濃く描いているという点で多くの小説に勝ります。ベストセラーとなった自叙伝「Toast (トースト)」はイギリスの食文化を垣間みる最適な教科書のひとつであり、逆に熟知していないと深読みができない本。これはテレビ映画化(邦題は「トースト 幸せになるためのレシピ」)され、BBCで放映。ナイジェルの濃厚チョコレートブラウニーのレシピをこちらに載せています。

メアリー・ベリー Mary Berry
もやっとしたワンレングス風おかっぱの銀髪でパステルカラーのニットのカーディガンを着た風貌は、ブリティシュな老年奥様を絵に描いたようです。1935年生まれでこれまでに数十冊の料理本を出版している料理研究家。素人のお菓子作り選手権的テレビ番組 the Great British Bake Offの審査員として再び脚光を浴びています。彼女のカムバックをみるとつくづく料理研究家の人気も世相を反映していると思うのです。過去20年ほどエキゾチックな料理やコンテンポラリーなスタイルがもてはやされてきたけれど、正当派で基本を踏襲したブリティッシュなものへの回帰とでもいうんでしょうか。中年以上の年齢の人間いる家庭には彼女の料理本は1冊はありそうです。そういえば、というかんじで色褪せた写真の分厚い本が。