家であまり話さなくなった夫婦がはしご酒にでかけた夜 

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ユーロビジョンの夜、行き先をきめずに夫婦でふらりと出かけることにしました。たどりついたその先は….

ユーロビションソングコンテストは欧州以外では知名度が低いイベントだと思うので説明しておくと、マイナーな歌手や駆け出しの歌手が出演する欧州内の国別対抗歌合戦。アバが昔優勝したといえば、雰囲気がわかりやすいでしょうか。お互いの国が投票しあうので、結局同胞国が多く敵が少ない北欧の国かロシア系の国が優勝し、友好国が少ないイギリス、フランス、ドイツあたりが最下位を争います。政治的民族的な関係を再認識するお祭り騒ぎのテレビ生中継で、能天気なパフォーマンスぶりを大人数でわいわい盛り上がって観るのが王道。なので、友達を呼んで一緒に観るから、親は家にいないでほしいという娘の希望は、わかります。

映画もいいのがやっていなし、ここに行きたいというレストランも思い浮かばない。そこそこ夏を感じさせる夜にのらりくらり&てくてく歩いて街へ。ウィークエンドの夜のためにきめきめのガールズたちがハイヒールで闊歩するのにすれ違い、いやーいいねぇ、とオッさん目線になってしまいます。

1軒目。普段着パブ。

デートには連れていかないとこです。ローカル人の憩いの場的パブ。今時流行りの天井からぶら下がる照明とか、オサレな椅子とかテーブルとは無縁。古くてださい木製テーブルと種類がばらばらな椅子。客の8割が野郎で、それも平均年齢は40以上。ダーツがあって、SkyTVをやってる大きめのテレビスクリーン。サッカー中継を観たら盛り上がるだろうけど、喧嘩が始まるほどラフではない。ひじょーにお得な値段の朝ごはんセットやパイセットがある。ひとりで新聞を読む男もいれば、太った老夫婦も、グループできている20代もいる。トイレから出てくるときは注意しないとダーツが体に的中してしまう恐れあるとぼやく夫。ふーん、こんなところにアータ来てるのね。

2軒目 こだわりFree house

高い天井、新しい板張りの床、ほとんど何もない壁。学生街のカフェの風情。地ビールとチーズの専門店が出店したパブ。客層の平均年齢は30代後半くらいか。購読する新聞はGuardian かIndependentか。ブルワリーと提携していないFree house。置いてるビールはメジャーじゃないものばかり。黙っていてわたしが好きそうなビールを勝手に注文してもってきてくれるのは長年のパートナーシップの賜物だよなぁ。Hoegaardenをリッチにしました感じのドイツのwheat beer Paulaner。Pubのくせにチーズの盛り合わせというつまみがあるところがこだわってるね。

3軒目 お食事マイクロブルワリー

こんな時間になったけどやぱり何か食べたいわな、ということでバーエリアとお食事エリアが分かれているマイクロブルワリーでフルーティな地ビールとパスタディナー。やっぱりお互いが頼むものがメニューをみてわかるんですわな。

4軒目 老舗うなぎの寝床

店の奥がうなぎの寝床みたいにひょろ長く伸び、超せせこましいブースとなっている老舗パブ。このバンドなんていう名前だっけと首をかしげる古いロックバンドの曲の次はレゲエだったり節操のない選曲。さすがに土曜の夜の混みようでは音楽もよく聞こえません。バンドをやっている同世代の知り合いにばったり会い、かかっていた音楽のバンド名に同意を得た相方は満足げ。イギリス内外のパブのコースターが壁や天井に貼り付けられていて、昔行っていたあのパブのはないかと思わず探してしまいます。

夜風にあたりながら、家路につくものの難度も転びそうになりました。酔っ払っているからじゃなくて、履いているのがプラットフォームのサンダルだから。たまの夫婦のお出かけだからそんなものを履いたんけどね。何キロ歩いたかしらね、今夜。

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5 コメント

  1. パブクロールが気持ちいい季節になってきましたね~。
    昔、パブクロールして最後に辿り着いたお店で、
    クラプトンの「Wonderful Tonight」が流れていたのを何故か今も憶えています。
    どこの街だったのか、季節がいつだったのかはすっかり忘れているのに、
    何故かあのギターの音色だけを憶えております。
    とても気持ちがよいパブクロールだったなあ、ハムステッド辺りだったかなあ……。

    • パブとの相性とその夜の気分に天気や気温。。。梯子酒のクゥオリティを左右する要素はいろいろありますね。いつかどこかの国でオフ会ご一緒できるといいなぁ。くまさんの店と音楽のセンスには絶大の信頼を寄せています。

      相変わらずツマミなしで飲み続けるイギリス人たちではありますが、若い層はカクテルの消費量がすごいです。

  2. ご主人と初夏のパブクルロール(初めて聞きました)、良いですね〜。ビールも風味豊かそうで美味しそうですね。
    会社帰りに、良さげな店みかけると、子どもたち手が離れたらそぞろ歩くのかなぁ、想いを馳せることがあります。先日、初めて一人ラーメンして帰宅しました。翌日は子どもたちと親子遠足。お弁当作りが待ってるので、お腹空かせて帰宅したら、生産性下がるし、と言い訳😁子どもたちは旦那と実家で夕食を取ってくれたからできたんですけどね。遠足は。。。子どもたちは楽しかったようです。行事のあとは、いつもモヤモヤして、会社にいる時が一番ラクにかんじてしまう。。泣
    数年前引越しで転園したのですが、子ども同士、親同士の関係で、以前の園とは違って一部苦手な雰囲気があって、なんとなーく馴染めないまま、来年は上の子卒園です。子どもたちは可愛いし、子育ても好きですが、こればっかりはなんとも。。思いっきり脱線してすみません😖 多種多様な日々のモヤモヤ、掘り下げるべきものか、スルーすべきものなのか、整理されないまま(忘れることもあり)、毎日が過ぎていきます。
    sunnysiderさんの素敵なブログに、脱線コメントでごめんなさい。いつも楽しみにしてます。

    • 母業ってしんどいですよ。パーフェクトな母でなきゃいけないという無言のプレッシャーがありますから。100点満点なんて不可能だし、そもそも満点が何点なのか決められないし。なのでoimoさんの気持ち、解ります。子供が仲良くなる親と、自分が仲良くなりたいと思えない場合もあるでしょうし。ママ友って同じ仕事をやっている仕事仲間みたいなもんです。

      掘り下げる部分とスルーしちゃう部分が混在しているんだと思いますから、定期的な息抜き、いいかえれば会社でも家でもない場所に身をおくことは必要ですよーーーっ。ラーメン屋以外に、パブでもヨガのレッスンでもなにか見つかるといいですね。でも会社と家の中間点に時間を割くことの難しさもわかります。わたしの駄文が気持ちの切り替えにお役になっているのならとっても光栄です。

  3. お久しぶりのお邪魔です。4軒の梯子なんてここ何十年てやっていない気がします。やってみたい!しかも歩きで回れるというのもいい街なのですね。ついつい自分のお店と比較しながら読ませていただきましたが、ゆくゆくは1軒目の普段着パブみたいな存在になれればいいなあ、と思っています。現状カフェの程ですが、おじさん、おじいさんのご来店多いです。そして宝くじが当たれば、Freehouseみたいなお店もやってみたいです。マイナーどころを扱うというのも好みです。お客さんが一人もいない月曜午後のお店からでしたー。

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